補数計算(10の補数のみ)
補数計算って聞いたことありますか?
私は最近就職試験について考えたことがあり(自分のではありません)、その時に初めて『補数計算』という文字を見たのですが、第一印象は「何だこれ?」でした。
細かいことを話すと進数の話にまでいってしまうので、今回は簡単に「10の補数」の話だけ行います。
「10の補数」とは、「足したら位が1つ上がる最小の数」のことです!
……はい、これだけでは意味不明ですね。
具体例を挙げると、
4 の補数は 6 です。
4+6=10 となり、位が1つ上がりましたよね?
※7や8がダメです。4に足して位が上がる最も小さいの数ではないからです。
57 の補数 は 43 です。
57+43=100 となり、これも位が1つ上がりますね。
こんな感じです。
実際は、こんな問題が出るそうです。
問:次の計算をしなさい。
100-43
皆さんならこれをどう解きますか?
普通に引き算をする人が大半ではないでしょうか。
ですが、繰り下がりのある引き算は面倒ですしミスも出やすいですよね?
ここで使うのが先程の補数!
単純に「100-43」を計算するのではなく、
「43に何を足せば100になるだろうか?」を考えるのです。
どうですか?
「繰り下がりの引き算を行うよりはまだマシだ」と思いませんか?
どうしても今までの計算の慣れはありますし、最初は早く計算できないかもしれません。
しかし、慣れれば確実にこちらの方が速く計算できると思います!
因みに、
「300-185」や「73-36」
のような問題でも同じように考えられますよ。
引き算が苦手な方がいれば、是非試してみてください。
さて、「なぜこれが就職試験で出るの?」なのですが、
おそらく、お釣り計算等の基本計算のためではないか、と言うのが私の考えです。
と言っても、レジがあるお店が当たり前なのですがね…。
しかしわざわざ試験で問われるということは、
「基本計算ができる人を雇いたい」という企業側の意思があるのではないかと思います。
「計算なんて機械がやってくれる」と思わず、挑戦してみてはいかがでしょうか?
以下に計算問題を置いておきますのでよければ挑戦してみてください。
答えは、「」内に白字で書いてありますので、その部分を選択して見てください。
問:次の計算をしなさい。
(1) 100-31 「 69」
(2) 200-108 「 92」
(3) 500-385 「 115」
(4) 1000-472 「 528」
(5) 1000-864 「 136」
(6) 1500-1259 「 241」
(7) 5000-2167 「2833」
(8) 5000-4046 「 954」
(9) 10000-2743 「7257」
(10) 10000-8984 「1016」